ファンクショナルフィットネストレーナー髙木朋成様　インタビュー

こんにちは、青山学院大学硬式庭球部の編集担当です。

今回は男子テニス部のトレーニングの指導をして頂いているファンクショナルフィットネストレーナーの髙木様のインタビューをさせて頂きました。
男子部員は定期的に藤沢市辻堂にあるAquaterra Athletic Club にて髙木トレーナー（TOMOさん）のパーソナルトレーニング指導を受け、ファンクショナルトレーニングのレギュラープログラムにも参加しています。

―バックグランドは野球とのことですが、いつからやられているのですか？

小学校3年生からです。
そのあとは小学校5年生からボーイズリーグに入り
そこからずっと硬式でやっていましたね。
高校は名古屋の東邦高校に進み、甲子園にも2回出場（2年春、3年夏）し
大学と社会人のクラブチームでも続けました。

―ファンクショナルトレーニングのトレーナーになった経緯を教えてください。

野球選手を終えた後、会社員をやっていたのですが29歳になって東京に出るという機会があってその時に大学の先輩がトレーナーとして活躍されている姿を見て刺激を受けました。
トレーナーの仕事は人に夢を与えたり人生を変えることできると
思っていたので、これがきっかけでその想いは強くなりました。

―トレーニングの理論などはどこで学ばれたのですか？

トレーナーの研修や講習などを経て、ファンクショナルなトレーニングを学ぶクロスフィットの資格や自分の身体をコントロールできるようにするアニマルフローの資格習得の際に更に細かく勉強しました。
その他、自分で興味のある分野を中心に日々積極的に勉強しています。

―アスリートの指導を行う上で意識している点はありますか？

トレーニング動作とスポーツの実戦の動作は全然違うケースがあります。まずは基礎的なトレーニングで土台となる身体作りを行い、次に応用的なトレーニングメニューを組込み、トレーニング動作と実戦動作のギャップをなるべく無くす事でアスリートのパフォーマンス向上に繋がるように心がけています。

―他の競技と比べてテニスに関してのトレーニングはいかがですか？

テニスは回転系の動作が多いはずなのに、ベーシックな直線的な動き
ばかりに時間を割いていても実戦に繋がらずに効果が薄いと見ています。

私も野球をやっていて回転する動作が多いので分かるのですが
身体の使い方、力の入れ方など、細かく紐解いて競技に沿った動きに
近づける作業は、他の競技と比べて根気がいるかもしれないですね。

―青学の学生に対してはどのような印象ですか？

出会った頃と比較して、積極性が全体的にかなり増しましたね。
伸びている学生はものすごく踏み込んだことを聞いてくれるし
強くなりたいという想いが伝わってきますね。

課題として挙げるとしたら最後までやり切る「踏ん張り」が
まだまだ足りないと感じます。

トレーニングで最後の１メートル、１回をやり切るまで一瞬も気を緩めないという意識があるかないかが試合で終盤の踏ん張りどころで出ますのでそこは特に厳しい目で指導していきたいと思います。

―ファンクショナルトレーニングの特徴を教えてください

簡単に表現すると「動ける身体を作ること」に主眼を置いています。
一般的なジムのように毎回単一のトレーニングをするのではなく
毎回異なるプログラムを行い身体のいろんな部位にいろんな使い方で
刺激を与えながら、動ける身体を作り上げることが特徴です。
日常生活では使わない部分も刺激し、普段眠っている神経も
呼び起こされるため、トレーニング後は肉体的にはヘトヘトなのに
体じゅうにエネルギーが満ち溢れるような感覚が味わえると思います。
アスリートだけではなく、アクティブに働きたいビジネスマンにも人気があります。

―ファンクショナルトレーニングに興味のある方やトレーニングに変化が必要と感じている方に向けて一言お願いします

（スポーツに限らず）もし自分で限界を決めてしまっている方がいましたら
ファンクショナルトレーニングをぜひ試していただきたいと思います。
部活でも同じですが、一人ではなく仲間とチャレンジすると限界ってどんどん超えることができますよね。
ここ『AquaTerra Athletic Club』は、仲間と一緒に限界を超えて自信を手に入れたい方々の自己実現を最大限サポートできる環境が整っています。